watojiの日記

富士宮市のふとん屋 坪井寝装より 店長がつぶやきます

"ふとん屋の日記"

富士宮市のふとん屋 坪井寝装より

店長がつぶやきます。多少?「変」でも暖かくスルーしてください。

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パーフェクトキルト

例年に比べ暖かいようですが、やはり11月も中旬すぎれば寝具は完全に冬用

羽毛リフォームの注文も皆さん急ぎなので作業場大忙し。

お待たせしているお客様方もうしばらくお待ちください。🙇


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羽毛布団の価格を左右するのは

 中ワタ:産地やダウンの嵩高

 側生地:柔らかく軽くそして丈夫 などです。

それ以外に縫製方法も価格が違うひとつです。

ちょっと違った縫製方法で羽毛内部で上下に別れた複雑な仕立てになったものがあり二層式キルトなどと呼ばれわかりやすく代表的です。

紹介の画像は、見た目ではわからないですが布団をなが~く使用していくと差が出てくるとても地味な縫製ですが効果の期待できる方法です。

パーフェクトキルト、完全立体縫製、等と呼ばれています。


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これ↑↑キルト部分に逆止弁の働きを持たせてあり

ダウンが入った隣り合わせの部屋どうしが押し合い羽毛の部屋間をダウンが行き来できないようになっています。

片寄りが発生しない耐久性に優れた縫製方法です。

このような羽毛をお使いだった方には、説明をしており今回の羽毛リフォームの際に同じ仕様にするか?など確認をいたします。

仕上がり、見た目には全く気が付かない部分なので見落としがちです。

 

一枚一枚がオーダー!手作りです。

羽毛ふとんリフォームをお考えでしたら是非当店にご相談ください。

富士宮のふとん屋 坪井寝装

 

 

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持込み生地

これまた持込みの生地にて仕立てが続きます。

着物の生地を座布団にします。

お客様が生地を縫製してきてくれました。😆

その生地に新しい綿を入れ仕立てました。

赤いかわいい座布団が仕上がりました。


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PS

着物の生地など持ち込みの方は店頭にて側生地の強度など確認してから正式に承ります。

生地の状態や種類などによりお受けできない場合もございます。

持込み生地にも対応します。

大切に取っておいた着物の生地だそうです。

それを使ってコタツ掛ふとんを仕立てました。

ふとんの裏生地も扱いやすいようきれいに洗濯アイロンをかけてくれてありました。

これはありがたいです。😆ウレシイ!

 

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足りない表生地は裏きじを表に返して丁度いい感じ!
きれいに仕上がりました。ヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
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ありがたいことに注文が多くブログやFBを更新する間がございませんでした。

だって預かった布団は、種類やサイズも様々、

中わたによって厚み、重さなどそれぞれ違ってきます。

布団のリフォームは一枚一枚に手間暇かけたオーダー品なんです。

掛ふとんは、自社で解体、洗浄、吹込みとやっているのですが、手間がかかり過ぎてとにかく納期に追われています。

時間と手間がかかる理由はこれだけじゃありません、全て自分でやっているもんだから

『お客様から直接自分が預かったものだからなんとかして良いものにしようじゃねーか!!』てきな感じ

おゝコレが職人魂なのか〜!みたいなものがふつふつと湧くからなわけです。(笑)

そんな羽毛リフォームですが注文の際によく見るのが羽毛の吹き出しです。

 

吹き出しには劣化した羽毛(ファイバー)が羽毛表面(全体)から噴き出すタイプと

側生地に完全な破れが生じて噴き出すタイプとあります。

破れて噴出す場合、羽毛の中身がかなり吹き出しますので無造作にファスナー開けようものなら自分の周りはリアルなオーブに囲まれたようになります。(;^_^A

インスタ映えを求めている方々に教えたくなる現象です(*´▽`*)

そんな側生地の破れは、汚れなどにより劣化して起こり特に衿周辺で起こります。

でもこの様にキルトの縫い目に小さな穴が開くことも稀にあります。

この画像は、穴が規則正しく一列に開いているのがわかります。↓↓

 

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赤丸で印をした以外にも拡大してみると縫い目に沿って十字に穴が見えます。

何かしらの理由があるのでしょうが不思議です...

これでは、羽毛を使う度に埃っぽくてかないません。

第一身体によくありません!

そんな側生地を破って中わた(ダウン)を確認してみるとこれは、表示通りのホワイトダウン (´▽`) ホッ

 

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ちょっとピリング(毛玉)が多いかな?

このダウンを洗浄して清潔にしながら埃っぽさを取り除きます。

綺麗にした中わたダウンを新しい側生地に入れ換えて完成します。

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↑↑コレは50ツイル生地で仕立てました。

少し固めの生地ですが綿100%の側生地はとても丈夫で安く仕上がります。

19,800〜23,800程の予算でできます。

羽毛リフォームを考えてるけれど教えてーみたいな相談は大歓迎です。

こちら坪井寝装へご相談ください。

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ホワイトダウンが上質な羽毛布団とは限らない

久々のブログ更新です。

サボっていたと言うわけではありませんがちょっと面倒だっただけです。( T_T)\(^-^ )オイ

色々な事がありました。

ムアツマイスター講座なんてのも、わざわざ都くんだりまで出向き受講して来ましたが

落ちたかもしれないので合格証明書が来たらまたここで自慢しようと思ってます。😜

そこで毎度同じみの羽毛布団リフォームを紹介します。

みなさん中わたが真っ白なホワイトダウンが良い羽毛布団の最低限の条件と思っていませんか?

紹介する羽毛布団はお客様の目の前で取り出したらびっくりするかな?

「これって汚れてるんですか?」

「それとも安物なの?」ってな感じに。

グレーの色がついたダウンでした。

これです。↓↓

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確かに長く使用して側生地の汚れもある羽毛布団でしたが、

白いダウンが汚れてこの様な↑色のダウンになったわけではありません。

これは鳥そのものの毛色で ポメラニアングースダウンと言います。

コレ↓

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ガチョウなので耐久性保温性などアヒル(ダック)より格段にに優れているのです。

この様な色のついた鳥から採れるダウンをシルバーダウンとも呼びます。

今回のリフォームはこの鳥から採れたグースダウンを使用したとても上質な羽毛布団。

でも長年使った羽毛布団は、リフォーム前こんな感じにくたびれていました。

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しっかりと洗浄して復元処理をして、どうですか?

f:id:watoji:20180722223555j:image新品以上の仕上がりです。

なんか白いダウンだと思ったら変な色がついたダウンだったからもう捨てちゃおう!と間違った自己診断をしませんよう、専門店に相談してください。

お近くにお住まいでしたら

富士宮のふとん屋 坪井寝装までお気軽にご相談ください。

 

 

羽毛掛ふとんが破れて羽毛が噴き出して

羽毛リフォームのご注文をたくさんいただき本当にありがとうございます。

「掛ふとんが破れてしまっていてカバーから出せませんが大丈夫でしょうか?」

こんな質問をいくつかいただきましたのでブログで紹介します。

結論から言えば、ぜんぜん問題ありません。

例えばこちら↓↓

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ファスナーにダウンが絡みついて動かない、ふとんをカバーから出せないです。(汗)

通常はカバーつけたまま解体作業を始めるのですが、

「お気に入りの白カバーなので返してほしい」との希望...なんとかせねば(;^_^A

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何とかファスナー壊さず開けてみると おお!結構すごい!

少しこちらの作業が面倒になりますが、ダウン(中わた)は、できる限り無駄なく回収しますのでご安心ください。

これだけの羽毛が出てるということは、どこかに大きく破れがあるはずなので探します。

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なかなか見事な穴、破れ、を発見! これじゃ羽毛が噴き出すわけです。

あとは、通常の解体作業と洗浄、吹込み作業を経て新品の側生地に仕立ててお引渡しです。

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こんな感じで、捨てようかどうか迷っていた羽毛も新品によみがえります。

10年以上快適に使えた羽毛掛布団ならきっと良い中わたが使われていることでしょう。

安価な19,800ならリフォームの19,800~29,800の方がきっと数段いいふとんになります。

一度専門店にご相談ください。

富士宮のふとん屋 坪井寝装までお気軽にご相談ください。

セキュリティチェックが必要です

 

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羽毛掛けふとんリフォームが続きましたが

綿布団(和ふとん)の注文も嬉しい毎日です。

和ふとんの注文は、仕立て直しの注文が多いです。

仕立て直しとは、古く固くなった中わたを製綿機械でもう一度ふわふわな状態に戻す

打ち直しをして

最初から仕立て直す(リサイクル)作業です。

みなさんペチャンコで硬かった布団が新品同様になるので驚かれます。

当然作業は一枚一枚の手作業ですから。

お客様の要望に合わせたフルオーダー寝具という事になります。

入れ目も注文時指定していただければ対応致しますし

サイズも特殊希望なら別途見積もりします。

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画像のふとんは、普通サイズです。

無地をご希望の注文でした。

わたが沢山あったので小座布団とそのカバーも作りました。

富士宮市にある昔ながらの手作りふとん屋です。

綿ふとん、羽毛ふとんリフォーム まくら 寝具のメンテナンス等ご相談お待ちしています。