アゲハチョウの変態
時々紹介している カラタチの木には沢山の昆虫達が生きていてちょっと覗いているだけで様々なドラマがあります。
やっと蛹になってもちゃんとチョウなれる者は意外と少ないのです。
基本は自然のままに見守っているのですが、もし気がついてしまったらやっぱ助けてあげたくなるのが人です。
落っこちてしまったサナギを見つけたらこんな風にして固定してあげると蝶々になる瞬間が楽しめますよ。
100均とかで売っているモール(針金に毛が生えたやつ)を利用すると簡単です。
サナギは、汚れや多すぎる水分による病気などから身を守るためとても優れた表面をしています。
だから固定してあげようと、セロテープやのりなど接着系を試してもくっ付かないのです。
モールで優しく包んであげるといいと思います。
そんなサナギが先日チョウになりました。
朝日を浴びてあっという間にサナギが透明になって中が透けました。
これは!っと見ていると
「パキパキッ」と音がして中からチョウらしいものが出てきました。
固定していたサナギの角度が気に入らなかったらしく(今後の反省点です)
慌てた様子で辺りを歩きだしました。
早くしないと羽が開かないうちに固まってしまいます。(私もかなり焦りました(^_^;)
でもなんとか羽を広げる場所に誘導もできて見事!チョウになれました。
うまくいくとこんな風に羽化(変態)の感動的シーンに出会えますよ。
約3時間ほどして空に羽ばたいていきました。