アゲハチョウ
カラタチの木には連日の様にアゲハ蝶がやってきてはタマゴを産み付けていきます。
カラタチは大きい針の様な鋭いトゲが特徴です。
昔は垣根として植えられたりと、多く見られたようです。
そんなカラタチも最近ではあまり見かけなくなり
消毒もなにもしないカラタチの木となると、かなり少なくなってきているのでしょう。
我が家のカラタチは毎日ベビーラッシュです。
でもちゃんと羽化して無事に蝶になれるのは、極わずか。
なんと!
・脱皮の際に、溶けてしまう者。
・他の昆虫に寄生されていてサナギからチョウではなく蜂やウジが生まれてきたり…
厳しい環境によっては無事に羽化できるのは1%とも言われています。
そんな厳しい生存競争の中、訳あって保護したサナギが羽化しました。
しかしサナギから出てきたアゲハは、上手く羽根を広げることが出来ない蝶でした。
一生懸命に羽根を広げようとする蝶は、見ていてとても辛いものがあります。
自然に戻そうか?
餌(蜜など)を与えて生かすか?(2週間ほど生きるようです)
悩みましたが、カラタチの木にそっと戻しました。
すぐに自分の居心地良さそうな場所を見つけると、また羽根を広げる態勢になっていました。
(羽根を下に重力で広がる様にして空を見る格好)
そのすぐ側を産卵の為に別のアゲハチョウが飛び回っていました。
不公平で涙が出てくるとても悲しい光景でした。